第69回自由民主党青森県支部連合会定期大会

平成30年04月28日

 4月28日、党員・党友約300名参加のもと第69回県連定期大会を開催、はじめに江渡会長が挨拶、続いて三村知事による来賓祝辞、滝沢参議院議員、津島衆議院議員が挨拶、大島衆議院議長講演の後、議事に入った。
 議事は、平成29年党務報告のほか、丸井政調会長が「生産性革命、人づくり革命で県民誰もが輝ける社会の実現」「地方創生で人口減少社会の克服」など8項目からなる重点政策と、憲法改正、党活動からなる平成30年運動方針案(※1)を提案、いずれも原案どおり決定、また、任期満了に伴う役員の改選は、江渡会長を選任した。
  最後に、明年の統一地方選挙、知事選挙、参議院議員選挙に向け「地域に根差した活動を強化し、いかなる情勢にも立ち向かえる強固な組織を築き、共に、勝利を勝ち取ろう」とした大会アピール案(※2)を承認、ガンバローコールで閉会した。

 ○資料 ※1【平成30年党運動方針
 ○資料 ※2【大会アピール

【わが国を取り巻く環境は大変厳しい状況にあるが、人口減少社会の中、どうやってより良い地域環境をつくり、経済の発展を遂げていくのか、しっかりと前を見つめ、きちんと答えを出す、それが責任政党である自由民主党の務めであろうと思う。次の時代にしっかりと引き継げる組織づくりを進めていくため、皆様のご協力をお願いしたいと挨拶する江渡聡徳会長】

【大型連休で青森港にクルーズ船が入港するなど、様々な施策の芽が出始めている。この国の未来は、命を育み、食を育む地方にかかっており、これらをしっかりと守っていく地方の町や村が残るための取り組みを進め、社会保障を充実させるため、地方交付税のさらなる充実をお願いしたい。地方をさらに元気にするための施策、具体策を進めていただきたいと挨拶する三村申吾知事】

【安倍総理の米国訪問では、トランプ大統領との会談の中で、北朝鮮の非核化、ミサイルの廃棄、拉致問題について話し合われ、貿易は、最終的に新たな枠組みの場を設けて、それぞれしっかりと進めていくということで合意した。担当の茂木大臣は、お互いの勝ち負けではなく、二国間に利益を生む交渉を進めるという強い決意を伺い期待している。来年はいよいよ選挙イヤーであり、党員・党友と一緒になり、統一選挙にしっかりと汗をかくことをお約束したいと挨拶する滝沢求参議院議員】

【昨年秋の衆議院選挙は、選挙区の区割りが変わるという状況の中、立候補した4人全員が当選することができたことに感謝し、責任をしっかりと果たしていく実行の一年としたい。地方経済を支えるインフラの構築、農林水産業、観光産業の振興、社会保障、子育て支援、そして医療、介護、年金、実際にサービスを提供する各市町村や県においても、その基盤となる地方財政の充実等、やるべき課題が山積しており、引き続きしっかりと歩みを進めていくと挨拶する津島淳衆議院議員】

〇大島理森議長講演要旨

 民主主義と独裁政治の違いは何かというと、議論による法治であり、議論無くして世の中を治めてはならない。
 現在、議長席から国会を見ているとつくづく残念な姿だと思い、与野党ともにお互い話し合い、議論のできる国会をつくっていただくことが大事であり、議長としてもさらに努力をしなくてはならないという気持ちである。
 国会で議論されている様々な案件には、少年法の改正という大きな問題があり、18歳から成人とする、民法においては大変な改革であり、大きな議論をしていただきながら、もっともっと国民の皆さんに知ってもらわなければならない課題ではなかったか。
 あるいは働き方改革、青森県の中小企業の、まさに経済をつくる皆様方からすると、不安を持っている方がたくさんいる。
 国会の中で真剣に議論して頂き、中小企業、とりわけ我が国の経済を支える皆様方にどう訴えるのかという結論を出していただきたいと思う。
 昨日は朝鮮半島首脳会談が行われ、総理はこの連休中、中東へ行かれる。
 そういう世界の動きが、ストレートに経済社会に大きな影響を及ぼす時代になっており、私がつくづく感じるのは、日本の質の高さである。
 例えば、一つODA、無償援助、民間の皆様方の投資、量は中国に適わないが、しかし、そこで行われる一つ一つのプロジェクトのを見ると、非常に質が高く、人材を育てている。
 日本に期待するものは、量より質の貢献であり、投資である。
 そういう新しい期待に応えていく必要があるのだと思うし、日本のこれからの行く道も、質の高い生活をつくり、質の高い経済をつくり、質の高い教育をつくる、そして社会を作って行くことが、少子高齢化社会という現実にしっかり向き合うために大事ではないかと思う。