女性局米軍三沢基地視察・研修会
平成30年08月28日
8月28日、女性局(局長 櫛引ユキ子県議)は、米軍三沢基地の視察・研修を通じ、女性ならではの視点でわが国の安全保障・防衛政策や、基地内で働く女性の職場環境等への理解促進を図り、党員意識の向上に繋げることを目的に研修会を実施。はじめに、バス車内から商業施設、宿泊施設等が立ち並ぶ基地内の各施設を見学、続いて、司令部会議室でローレンT.リンスコット報道部長が施設の概要や三沢基地が担っている役割、航空自衛隊との連携、基地の外での交流活動等について説明、東日本大震災際が発生した際には、米軍三沢基地として、様々な支援活動を行ったこと等が紹介された。
概要説明の後、基地内で働く女性兵士参加のもと、男性との仕事の違いや役割等について質疑応答が行われた。主な内容は下記の通り。
【主な内容】
- 基地内でのパトロールやオフィスでの事務的な仕事を担っているが、男性と女性で求められる役割の違いを実感することはない
- 上級選任下士官のスケジュールなどを管理する中身の濃い仕事をしており、男女の役割の差はほとんど感じることはない
- セクションにいる5人のうち3名が女性、また、報道部には3名の日本人従業員がいて、彼女たちなしでは成し遂げられない仕事が存在している
- 結婚しても仕事を続けたいと思っている
- 三沢に来て6年になるが、次の赴任先はイギリスに決まっている。同じく三沢基地で働く夫は軍を辞める予定だが自分自身は続ける
- 三沢で出産した後、3か月の休みをもらい、その後、スムーズに復帰することができた。子供が生まれると、空軍では、母親は42日間、父親は21日間の休みが付与される
- 夫も家事に従事しており、お互いの状況に応じて一方が忙しければもう一方が家事を担当している
- 軍の中には富士登山などの友人をつくるプログラムが企画されていて、独身の兵士が出会いの場を持つ機会がある
- 青森県の観光地は、奥入瀬渓流、昭和大仏、ねぶたの家ワラッセが気に入っている
- 青森はとても住みやすく一番の理由は治安が良いということ。危険を感じることがない
- 米軍では、仕事をする上で男女は同じ基準を求められる。もともと男性が多い職場なので、女性という立場上、男性以上に能力を発揮しなければいけないと肝に銘じている
【米軍三沢基地第35戦闘航空団の概要を説明するローレンT.リンスコット報道部長】
【米軍三沢基地内で働く女性兵士との意見交換】
【三沢基地視察研修会 参加者】